幸子のお気に入りの歌一覧
へし切
風交じり雨降る中はすべもなく傘も飾りに濡れ鼠かな
21
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林林
週始め思いもかけぬ地の揺れよ尊い命還してほしい
24
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千映
「缶入りのお茶がどうして出来ないの」母の不思議が今 どこにでも
10
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秋日好
真白なるオランダカイウ海兎あなたの愛はまじりけがない
19
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秋日好
温室で生まれたひなは飛べぬまま開いたドアから緑の木陰へ
20
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恣翁
日盛りの路地に 敢へ無く潰えぬる 切り石積みぞ 焼けて遺れる
17
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千映
東芝の初期炊飯器懐かしむ母の瞼が上に上がる眼
10
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詠み人知らず
チャリ漕げば 光眩ゆき晴れの間に シャツの膨るる風の涼しさ
17
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KEN
落ち延びる潮路の先の色程に桔梗寂しく葵燈すかな
12
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KEN
路渡るわらべの笑顏見送りつ地震の知らせラジオより聽く
13
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高松 蓮
夕飯の 残りばかりの 弁当を すごいと言って 喜ぶ我が子
13
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滝川昌之
技巧派の老鶯でしょうか ビブラート スタッカート をけきょけきょ刻み
20
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夢士
ぐらぐらと大地を揺する大鯰なすべくもなく安全避難
14
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ななかまど
紫陽花の雨を受けとめ鞠のうえ色を併せて梅雨の日となり
5
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千映
動かぬがそのうち動けなくなるに変化する日を覚悟するかな
13
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千映
「何なりと遠慮しないで」被災者の友の辛さに心を添える
11
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灰色猫
やさしさに甘えてばかり大切な礼を忘れて君を傷つけ
33
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千映
ドンドンと根気が失せる手仕事の母の動きが悲しく見える
11
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恣翁
黴臭き 虫喰ひだらけの古写本の 紙の匂ひも 懐かしきかな
19
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夢士
歳重ね今年も受けし誕生の「おめでとうさん」次も聞きたし
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