林林のお気に入りの歌一覧
悠々
舞鶴は舞ふ雪ばかり父が里港低くに海鳥鳴きぬ
32
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悠々
名もしらぬ草にもちいさき花添うてたしかな春をわれに教えぬ
32
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悠々
うた詠みはどこか頭がオカシクてひとに云えぬこと書いてたのしむ
32
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悠々
喪いし腸三寸を悼む夏わが片割れの行方さだめず
34
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悠々
かなしみは海見るたびに海にあり山見るたびに山に積もれり
36
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悠々
やさしすぎる心のゆえにみずからの手足と魂に血を流せしや
35
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悠々
よれよれのよろよろよろのふらふらでたどり着いたる富士七合目
39
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悠々
背伸びして雲と呼び合う若竹のわれにもあらめその直ぐごころ
41
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悠々
詠む歌の多さにおもふ君たちのそして私の孤獨の量を
44
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由縁
草のように君の言葉を反芻す 牛になれたらこうも悩まず
4
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由縁
ぜいたくに自分の時間奏でよう 義父はデイへわれはピアノを
6
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由縁
大池は木々緑濃く奥深く 私有地なれど守り人集う
3
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由縁
いくつもの川を越えて帰る地に 泥くさい蓮美白を隠す
6
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由縁
図書館へむかう小径の楽しさよ 手をとりあって母子スキップ
10
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由縁
みよちゃんは歌が大好きあの世でも はーるよ来い、と唄っているかな
5
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由縁
歌が鳥なら鎮魂の祈りつたえてよ いまも胸をいためるわれらの
3
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由縁
露ほどの心残りはみぞおちに櫂になりて桜に漕ぎ出す
6
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詠み人知らず
カントには命法がありニーチェには力の意志ぞ我は生きゆく
7
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詠み人知らず
ぎこちなく異国の人がおじぎしてアリガトウとはおくゆかしかな
12
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笑能子
途切れ得ぬ回し車に疲れつつそれまた道と静かに笑う
2
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