恣翁のお気に入りの歌一覧
いちにのパッパ
じゃがりこを手にした途端「それちょうだい」ひざ寝のはずの二歳の不思議
5
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光源氏
風の音にいたむ思ひの千曲川笛の調べもさけて流るる
12
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遠井 海
単純に見えてあたしは多面体 何でもわかったつもりになるな
14
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詠み人知らず
道祖神ぐるりと囲む曼珠沙華今年は花が少し遅くて
10
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桜園
畦の草燃やす煙は白じろと棚引き黄金の田をおおひゆく
27
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希
不自由と自由のあいだに揺れている前髪はまだ揃わないまま
13
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紫草
上弦の月はほっこり膨らみぬ夜なべ手仕事夫の寝息
16
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七霞
ケイタイの送信画面に設定し君の肖像としばし対話す
2
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夏恋
息子と孫がお世話になっているわねそう言ったのよこの姑は
2
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しづく
カーテンを開ける瞬間ジャって鳴るレールの音がなんとなくすき
5
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桜園
爽やかな朝の空気を吸い込みて歩く畦道咲く曼珠沙華
8
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ゆうくん
秋雨の 色流れたり 遥かなる 雲薄明の 青を染め抜き
2
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ゆうくん
秋空の 色を運んで バスは行く 淡い車窓の 青と白とを
2
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あまおう
秋風がさやかに触れるきみの髪肩に寄り添うすすきのこうべ
13
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なんた
稲藁の香り含んだ 肌寒き秋の夕暮れ 誰ぞ恋しき
2
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只野ハル
夕暮れに秋の童謡ラジオから流れ思うは遠き日のこと
3
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只野ハル
仲直りしてもさびしさなお消えず薄れて残る傷痕に似て
2
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只野ハル
黙々と認知の母の食べこぼし膝つきながらティッシュで拾う
5
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光源氏
夢と見るほどぞはかなき命ならばとどむる露を如何にはらふや
10
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あき
不機嫌に見えたらごめんほんとうに酔い止め飲んでこなくてごめん
10
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