林林のお気に入りの歌一覧
寧々
朧月照らす緑の木々が搖れあちらこちらの猫が往きかう
7
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寧々
幼子のゆらすぶらんこぐらぶらり午後の電車はいそいでおります
7
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寧々
櫻咲く戻れぬ橋をわたりゆく戻らぬ場所を故郷と呼びぬ
6
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寧々
花見れば千千に散りたる戀想ふぐねりの根もと脱け殼ありて
2
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寧々
薄紅に霞ゆく夜に風吹けば宴の聲は密かになりぬ
5
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寧々
夜半過ぎぼうとゆはみぬ櫻道いかういかうよこころ溶かさう
6
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寧々
あちこちに驅けたる子らのたんぽぽの黄色のやうな帽子が跳ねる
15
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寧々
寒風に轉がり落ちぬ八重櫻少女の掌ちんまり坐る
4
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詠み人知らず
君逝つてまだひと月も経たずして 声を忘れた聞き慣れし声
3
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恵
帰り道見上げた月の美しさ春の夜空に凛としており
25
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あまおう
僕たちが わかりあって いくように 花が散るのも 物語だよ
26
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あまおう
花よりも きみをいっぱい みています こぼれんばかりの桜の園で
23
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あまおう
肩先の ほこりをスッと つまんでは 真顔で去ってく 彼女の余韻
26
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己利善慮鬼
薄紅の小舟は風に流されて星を頼りに君の許まで
9
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己利善慮鬼
我が身こそ風に儚き花と在れ生きて今日よりまた明日より
8
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舞雪
手のひらの中であなたが天国へ旅立った日に咲いた たんぽぽ
6
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舞雪
アパートの窓から見えた風景は十年経った今 別世界
1
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千草ななせ
春の夜の夢の如しと物思い。夏になっても消えずに残れ
2
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嵐田太郎
雨に散る、その様すらも美しい桜におもう、引き時の覚悟。
4
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片井俊二
川岸を桜はなびら風に舞い過ぎゆく春も車窓に流れ
6
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