詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夏緒
あてのない薔薇一輪のおもたさに不意に傾きゆく冬の街
11
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夢士
春立てど冬将軍の居座りて寒波到来春は未だ来ぬ
10
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石川順一
陥没の口内炎を眺めると赤紫や白のワールド
12
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夢士
春立ちて風の匂ひやほんのりとやさしさ含む雪解けの庭
17
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恣翁
然迄して 生き永らふる意味問へり 人工透析しつつの生命
21
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へし切
せせらぎの音も騒がし山里の草木はめざめ春きたるらし
25
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滝川昌之
同じことしなくていいと学校が歪めた自由を個性と呼ばない
16
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あゆか
山ウドの新芽はいつも空を向く上しか見ない生き方もあり
22
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あゆか
客いない土産物屋でキャベツ買う安い大きい重い美味しい
9
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灰色猫
春を待つ冬眠中の草花のおやすみなさいを掘りにゆこうよ
13
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灰色猫
給食の道を究めたおばさんは門外不出の隠し味を持つ
16
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灰色猫
惑星にこんなに人があふれてる巡り会うまですれ違おうね
20
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灰色猫
猫抱え和歌山県へ会釈するこたつにみかんの神器に感謝を
16
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水月
細雪降りて斑の我が想い汝の姿に夢や惑いぬ
11
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林林
「感情をこめて、もっと迫力を」豆まく子らに言われてる鬼
23
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林林
合わせ酢の香の残りける厨には春が来そうで今夜は酢豚
17
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林林
人参と玉葱をただ煮ただけのスープに和む朝の一分
26
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吉野 鮎
戀ゆゑに夜叉ともなりぬ鬼ならむ追儺の夜は肌あつく燃ゆ
12
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吉野 鮎
汝の胸に魂こめて撃つバンバン 吾が指鐵砲包む掌のあたたかき
12
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吉野 鮎
蝋梅の薄萠黄色朝影に俯きささやくゆかし薫りを
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