コタローのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
歩む前さきへと雲雀忙し鳴くかなしみ裡に顏あげよと
5
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吉野 鮎
らふ長けて鶯聲明けの氣をみたす包まれてまた微睡みに沈む
5
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まぽりん
湯浴みしてほの赤らひく薔薇の香のうるほふ肌にくち寄する君
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つばす
久しぶりクラシックの三重奏妻の寝息にそのままお休み
3
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つばす
桜散り赤ワイン色の実を食べれば甘酸っぱく初恋の味す
2
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ななかまど
強き陽にかねて調うサングラス香りばかりにガーデンの薔薇
4
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ななかまど
この蛙田んぼをプールと決めており朝に三回夜に三回
3
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ななかまど
緋牡丹の赤うるわしく嫋やかに花さわる風欲しいまま受く
5
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ななかまど
屋根よりも上へ上へと桐の花孫の箪笥と祖父の植えおり
5
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ななかまど
倉敷の蔵の多さや燕の子なまこ壁の上夕陽とどまる
6
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詠み人知らず
全紙面広告ばかりの新聞紙付加価値つけて折るごみ袋
7
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詠み人知らず
老化とは心身の錆と見つけたり錆取り職人探して歩く
8
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詠み人知らず
裏背戸の畑の真中に柿若葉耕していた妣(はは)の四季想えり
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詠み人知らず
青き山映す植田の水明かり 夏鶯の山越へこだます
7
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詠み人知らず
朝の街路 けやき並木のトンネルに自転車走らせ爽やかなりし
8
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東大寺
弓張りの 月の光に 恋い女 三十一文字を 折りては広げ
4
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滝川昌之
風向きで潮の匂いのする窓は夏ごと錆どめ塗り直す窓
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つちだゆういち
銭湯に肌に花咲く御仁来てサウナへ逃げて出るに出られず
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灰色猫
新緑の湖畔を歩む涼やかなドレスのような日傘をさして
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可不可
蟲メガネにフォーカスされる蟻の気持ち 紅く汗ばむ肌を這ひずる
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