詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
葛城
播州の細くも白き素麺は色飾り立て鉢に鎭座す
12
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滝川昌之
「逃げ恥じ」は大使館員アフガンの現地スタッフ置き去りにして
16
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横井 信
学校のはじまる朝は道草にそっと流れるコオロギの声
13
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武蔵野
戸建て去り アパートひとり 住むものは 足れりを知って 身の丈を知る
14
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きくゑ
鼠色の不機嫌な泡とき流す音のシャワー浴びつづけたい
5
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へし切
手にならす恋ふる吾妹の扇かとみれば涼しき秋の初風
19
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武蔵野
八月も 今日で終わりね 吹く風は 今年も残り 四ヶ月だね
8
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横井 信
汗をかく残暑厳しい野ざらしの駅のホームにそよぐ秋風
13
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滝川昌之
老い人の宿り木としての図書館の休館の日の避暑を愁うや
16
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へし切
秋きぬと風の音にぞ知らさるる沈む夕日に秋茜かな
17
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恣翁
茂りたる 池一面の蓮葉を 柳の糸の狭間に眺む
12
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柊+
金風の穂波さざめく十四時の 光にわずか秋は深まり
14
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へし切
徒に咲き 徒に散りぬる憂き世かな 燃えて消えゆく線香花火
16
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武蔵野
八月も 最後の暑さ うだるよう 突き刺さる屋根 おひさま照らし
7
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蔓葵
秋の夜の草木に露の置きどころ忘るばかりの袖の月影
10
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へし切
秋の声 聞くも日中は暑かはし 夏はなごりを置き去りにして
18
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滝川昌之
短剣の刺さったままの黒髭が納戸の隅に飛び出せず居り
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横井 信
青柿の実りの秋を前にして山はしずかな夕陽に染まる
13
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横井 信
熱気撒く残暑にたえる室外機くるくるまわる夢に落ちてく
11
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きくゑ
凍み氷る遠い星へとこの残暑とどけてとかすカラクリ欲しい
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