詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ななかまど
切り干しの大根の湯げ香るとき死ぬこと少し遠きことなり
15
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へし切
冬なれば ハットを被りダンディーに 老いをお洒落に 老いを楽しく
23
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滝川昌之
秋の日の風向きのまま立ち枯れた芒に日脚伸び冬茜
19
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滝川昌之
妻は子のファーストシューズをとっていて時々記憶で歩かせている
21
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横井 信
締め切った窓を開ければ冷えた風 空へと昇る大きなけむり
12
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うすべに
散り落ちて愛宕おろしに寒椿 真冬の長い影を転がす
11
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横井 信
思い切り自由なときを過ごせればいいねと願うふたりの散歩
13
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横井 信
ひび割れた桜の幹に手を添えて振り返り待つ君の足音
16
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蔓葵
冬の夜はあくるを知らぬ山の端に月宿るべき雲もかひなし
13
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灰色猫
もこもこの冬毛ふるわせ水辺にて福良雀は身を清めおり
23
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ななかまど
冬の木に花鶏むれ来て休らえば春を呼ぶかにひとしきり春
18
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滝川昌之
距離おいて眺めるくらいがちょうどいい冬の海でも巣立った子でも
23
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滝川昌之
列島に等圧線が縦並び冬型きつく鉄格子ごとく
19
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千映
目線より下を向かぬと決めた日に背を屈めたり坂多き街
11
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蔓葵
夜もすがらちぎりし人のおもかげもむかしにかすむ春のうたたね
12
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恣翁
足裏に 冷たき板を踏みたれば 袴の裾ゆ 身の凍みぬなり
13
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千映
新年会老いも若きも盛り上がる無理して「雪国」歌う青年
11
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うすべに
ガード下 壊れた傘がうずくまる 貨物列車の音のさみしさ
11
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横井 信
ゆっくりと西の空から晴れやかに広がる青い寒中の風
9
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滝川昌之
抜けてきた辛き受験を偲びつつセンター入試の子らへエールを
16
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