名鈴のお気に入りの歌一覧
ねむい
現実に抗い開けた三つめのピアスの穴は今も不機嫌
7
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恣翁
暁の川の浅瀬に 月の女児は ひとりぼっちで踊ってるとふ
12
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河のほとり
ぬばたまの夢覚めにける寂しさも今朝こそまされ秋のはつ風
7
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河のほとり
苦しさを仮の宿りになほ添へて惜しきものこそ数増さりゆけ
7
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河のほとり
立ちかへり祈るこの世に波風もしるしありてや今日はのどけき
5
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河のほとり
立ちかへりうらみざらまし白波も常にのどけき世ならましかば
4
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河のほとり
ともし火のゆかしくもあるかさ夜中にまたわび人の宿のありやと
6
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滝川昌之
冠水の犯人と成る落ち葉たち路肩の溝にわんさかと寄り
11
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朝比奈
ふと人の足音にもや聞きまごう風の問い来る軒の囁き
11
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なぎ。
珈琲の豆から香るコスタリカ心和らぐ豊かな時間
5
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へし切
斯くばかりすべなきものか政ごつ 金のなる木のあるべくもなく
9
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橘
愛だけの繋がりでもなき面倒なシステムを隠す結婚という罠
10
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桃山
何かしら気づまりな思い抱きながら義母とお茶するデパートのカフェ
11
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ひげじぃ
梅、桜、紫陽花、向日葵、時は過ぎ椿も散りてひとり居の暮れ
10
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葛城
日短くなるに従い入浴の時間は長くなりてゆくかな
7
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茂作
朝ぼらけ雲のはたてに鳥立ちぬ 産まれし雛は育ち混じるや
12
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横井 信
雨に濡れ汚れた靴もまた朝の次の一歩を夢見て眠る
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萱斎院
鳥辺野にのぼるけぶりのうすらぎて さこそあはれを朽ちし斧の柄
7
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うすべに
玄関で 清めの塩を振ればふと笑顔浮かんで声つまらせる
7
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桃山
早めだと笑われぬかと一抹の不安抱きつつツリー飾りぬ
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