詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
猛暑日の汗がしたたるウォーキング秋立つ風の心地好きかな
14
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白瀬
台風の撫であと尾を引いて流れゆく雲駆け足気味に
4
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朔夜
炎天下透ける脳味噌酷使してもこぼれ落ちてく文字の数列
5
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滝川昌之
砂の浮く舗道に重くなるペダル汐風ともに海を告げたり
16
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詠み人知らず
鮮やかな濃紺の色漬け茄子の 退院の舌に箸よくすすむ
11
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香風
青天せみ時雨 世をあぢきなしと ゆく我を なぜかなぜかと 尋ねひたふる
5
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まぽりん
さし出づる影ぞさやけき星逢ひの一夜をわたる月の船かな
31
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北窓
蝉の声降りしきる中墓参りもう三年いえまだ三年よ
8
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へし切
アリランの歌も哀しい この道は 思へば遠きいつか来た道
17
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横井 信
過ぎてゆく夏の休みに焼肉をそっと楽しむ子供と二人
9
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可不可
暑くるしい蝉の声さへステーキ焼く音だったらな 肉食JK
8
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滝川昌之
微睡みの幼子撫でる団扇風 混じり漂う蚊取り線香
16
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詠み人知らず
桔梗(きちかう)は朝日浴びたる庭先に涼しき色の紫に咲く
8
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詠み人知らず
真夏日の夾竹桃に守られてノーモアヒロシマ心に祈る
15
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行中納言中将知師
天の川今や渡るにいづくにか わが身がための烏鵲はあらん
6
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煩悩
ヴァン・ゴッホ欠けたる耳できこえているのだろうかひまわり畑の風
8
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KEN
間引かれし 苹果の粒は まだ青く 靜かなりけり 夏の日の午後
13
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KEN
手渡しの 被爆檢査の 案内紙 四つ折りにする 八度目の夏
13
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横井 信
蝉は鳴く 夏の盛りが過ぎた頃 地面に落ちた落ち葉じゃないと
11
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うすべに
暑い夏 あれはいけんと 年老いた患者から聞くぴかどんの朝
8
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