詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
深谷真雪
両の手をじつと見つめる何を成し何になれるかこの弱き手は
3
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詠み人知らず
書きたいと思える気持ちそのものが何にも勝る豊かさなのだ
12
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詠み人知らず
長いこと一人遊びで過ごしては己を抱いて終えて仕舞って
6
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秋日好
日本語が破綻している書きたくないものを書いてる丑三つ時に
11
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詠み人知らず
吉備路きて紫だちたる稜線にかすむ鬼ノ城神話を語る
7
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KEN
皐月尚冬を抱きし白檜曾の根あけの花は雪より白く
14
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詠み人知らず
カラフルに咲き渡りたる薔薇邸 目に沁むまでの香に包まれり
13
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石川順一
簡単に風呂で吐かれる告白はもつと繊細なのだと思ふ
10
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夢士
夏日差すテラテラ光るアスファルト昼の散歩の心地よき汗
9
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横井 信
おだやかに時が流れたこんな日は夕暮れの街 ゆっくり歩く
13
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横井 信
スマホから顔上げ見れば車窓には黄色く揺れる川沿いの風
9
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横井 信
おはようと変わらぬように流れてたあなたの声を捕まえたくて
11
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阿僧祇
父親と 書斎で積んだ 本の山 いつの間にか越し 今日も文字を喰う
7
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阿僧祇
口紅と 過去の記憶に 蓋をして 二人目の母が チャイムを鳴らす
4
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へし切
気が付けば阿る人に囲まれて永田のまつりに踊りおどられ
17
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あさみゆき
暮れなずむ多摩川見ゆる己が目にさっと入り込む白鷺一羽
5
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あさみゆき
一分を、短く感じる昨今に我の齢の重ねたるを知る
5
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西村 由佳里
ママママとママママママと言っていた日々よ戻れと願う一人夜
5
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詠み人知らず
我もまた土より出でて名を宣らば薫風に咲く花とならまし
10
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詠み人知らず
月光のくちづけ白く肩へ降り解れたこころへ染みて澄みきる
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