煩悩のお気に入りの歌一覧
灰色猫
いくつもの罪を重ねて生きてきた少年兵の涙のように
12
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灰色猫
残酷な人類史など葬ってプランクトンからやりなおそうか
16
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灰色猫
牢獄に射し込む星のかがやきはきっと瞳を焦がすのだろう
21
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滝川昌之
束の間の静寂(しじま)に癒える学び舎の鳴らぬチャイムに代わる春鳥
21
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灰色猫
破壊者は私であって君である地球が持たぬ時が来ている
13
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灰色猫
誰だっていつかは胸に恋という孤独宿して生きてゆくもの
18
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灰色猫
夢というあらゆる夢を破り捨てぼくは自分をやめようと思う
12
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灰色猫
破れてる袋に詰めたどんぐりをぽろぽろ零しトトロをめざす
17
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灰色猫
壊れゆく世界がそれでも続くならわたしは君に銃を贈ろう
14
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滝川昌之
仰ぎ見る花で気づかぬ足元に俯くようなスズランの白
22
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灰色猫
成すことをすべて成し終え旅に立つ今日は死ぬのにもってこいの日
13
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灰色猫
かさぶたを剥がすくらいのダメージで致命傷となるぼくはスライム
14
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灰色猫
美しい琥珀の石に包まれて海の地層で眠りにつけたら
18
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灰色猫
その庭は愛のあふれる庭でした柔道着から香るソフラン
16
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滝川昌之
パステルの薄いコートがよく似合う纏う貴女が溶け込む街に
21
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へし切
もも草の花のひもとく春の野は蒲公英色に胸もときめく
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灰色猫
誰がために鳴るかわからぬ祝福の鐘の音色があふれている街
17
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灰色猫
まどろみがあまりに浅くある夜は亡者のような悪夢を歩む
16
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灰色猫
メビウスの表と裏のふたりではたどり着けない永遠の時
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灰色猫
右左前も後ろも閉ざされて初めてつばさの意味を知ったの
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