詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
顧みる昭和はみんな古着きて偶の晴れ着は身にぎこちなく
30
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秋日好
風抜ける草原歩むサイ親子柵外蠢く庭師を眺む
15
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横井 信
爽やかに 行ってきますと 顔を出す 黄色い帽子 秋風に揺れ
10
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横井 信
難しい 妻に伝える ありがとう だけでは足らぬ 感謝の気持ち
11
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まあさ
雨ごとに 深みを増して ゆく秋の 色に私は まだ馴染めない
23
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秋日好
家具つたいバランス取って立ち上がり幼子みたいに無垢な笑顔で
20
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秋日好
開襟に下のTシャツ覗かせて鎖骨の線が男を主張す
20
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inosann
「人は何故生きる」の問いは解けぬもの宇宙の果てが見えない程に
23
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詠み人知らず
月見れば 千々に咲かする恋の夢 虚しゅう弾けて散る花心
22
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灰色猫
雨の夜は守れらている気がするの水槽みたいなひとりの部屋で
29
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灰色猫
曼珠沙華あなたの毒でお別れです風になれたら迎えに来るね
21
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夢士
秋空に浮かぶ白雲筑波山北へと向かふ常磐の道
17
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関山里桜
露草にまがひて朝に息づける小さき蝶の翅の碧瑠璃
13
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ラベンダー
悪態も 互いについた 祖母と吾 されど互いに 愛し愛され
21
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月虹
微睡みの向こうで君を待っている目覚めよ秋がやって来るから
63
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滝川昌之
喪失を時間でうすめゆく日々は なんと無力な自己に向き合い
26
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吉野 鮎
幾たびも子の歳を問ふ麗人よあなたの裡の子は少年のまま
23
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吉野 鮎
さよならとその手をとればゑくぽ浮く二度三度いふわが幼日の名を
32
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へし切
読むほどに三十文字余り一文字の声が聞こえるそれぞれの日々
31
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ふじこ
藁焼きの煙たなびく津軽野は母なる岩木の山河に護られ
17
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