大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
ふじこ
ガタガタと「我を入れよ」と主張する寒がりなのか北風小僧
21
もっと見る
千映
四十年共に暮らした紅葉の木切った庭には新風が吹く
15
もっと見る
滝川昌之
潔癖を自負する彼が音を上げる校門に降る落ち葉の輪唱
26
もっと見る
リクシアナ
霜の経 緯は常緑 北の峰 月の吐息も綾織りの冬
26
もっと見る
夢士
ひい孫の顔見て孫の名を呼びし義母は子に聞くこの子は誰と
21
もっと見る
ラベンダー
まれだった 記念の白髪 これからは そうでなくなる 予感の歳に
22
もっと見る
西村 由佳里
今日もまた時計の下で待つのです温みの残る弁当持ちつつ
12
もっと見る
みやこうまし
それなりに幾つになつても通したい 男の美学追及の旅
15
もっと見る
inosann
馴れ初めを推し量っている日曜日夫婦が揃ういつものスーパー
20
もっと見る
千映
児のような愛の表現楽しんで少し重たい歳を剥ぎ取る
16
もっと見る
詠み人知らず
膝上のスカートを履く制服の女学生らに冬も萌えたり
7
もっと見る
石川順一
稲穂揺れ土は崩され地割れして虫はまだ鳴きススキはたくまし
22
もっと見る
とはと
香りから転がし果実色を採り形状露わ炭描く「レモン」
10
もっと見る
角谷守
コンビニを出づれば消えし紅霧の熱さをおでんの湯気から感ず
5
もっと見る
タイム
仕事終えはやる気持ちを押さえつつ大道芸の地に向かう我
5
もっと見る
とはと
花留める金具外して梳いた娘の身振りに挟む栞の支度
5
もっと見る
石川順一
コーヒーは小倉餡子のトーストと二誌を読みつつ茶碗蒸し食べ
11
もっと見る
石川順一
詩の雑誌忘れて仕舞う風呂場かな出窓の置き場に少しふやけて
14
もっと見る
詠み人知らず
黒の服着ている母に怒られてアンパンマーンと助けを呼ぶ子
4
もっと見る
詠み人知らず
吾ばかり的にされるの悲しくて 棘が胸にも刺さるみたいで
14
もっと見る
[1]
<<
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
>>
[72]