片井俊二のお気に入りの歌一覧
更紗
終わりほど厳しさの増す冬だから耐える白梅 春はすぐそこ
12
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へし切
若ければ春を愛する人となりこころ焦がして恋するものを
29
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詠み人知らず
発車ベル鳴り終るまで抱きしめて髪の匂ひを記憶に刻む
12
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ほの香
一世紀 祖母母吾娘の手から手へ 受け継ぎし雛慈しむ春
23
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南美帆
離れても寄り添っている気持ちこそ愛かと思ういってらっしゃい
6
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詠み人知らず
亡き母の文庫本読み気に掛かる 何を想うや折り目のページ
184
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みやこうまし
雪明けの窓の光の部屋に満ち しじまの中に我を閉じ込む
19
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詠み人知らず
両腕に食料と共に寒風を 抱えた君が足音の来る
23
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ほの香
花を葉を光を風を呼び覚ます人智を超ゆるものの芽が吹く
12
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みなま
青空に舞う風花の儚さに寒さに生きた命おもほゆ
12
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詠み人知らず
梅の香をのせた便りの渡り来る 故郷に戻るる若き夫婦の
5
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詠み人知らず
心から愛しているという嘘が たぶん世界でいちばん多い
32
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遊糸
うつむいて静かに香るスズランを見るたび君を想い出す春
10
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紹益
冬枯れの 土手に咲きたる 水仙が 四方に告げる 春の訪れ
20
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ふきのとう
再会の友に手をふり別れれば灯のともるごとぬくもりありて
6
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詠み人知らず
春よ来い君は不幸のままでいて ぼくが春から手を伸ばすから
24
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瀬尾
まだ頑に群青色の空で瞬きはじめた星の孤独
1
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朝がお
ゆらゆらと揺らめく筆の柔らかさ藍にも染まれば愛にも染まりて
9
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みなま
今きみがつらさを越えるところならたよりなき手をせめて伸べよう
10
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へし切
小春日の陽射しを浴びて福寿草人恋ふるがに輝きて咲く
21
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