市川春水のお気に入りの歌一覧
あまおう
参拝後きみが絡めた手を握り背中で祈るこの恋のこと
12
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文麿
光澤の雪柳の芽生き生きと砂に染むてふ水を吸ひ上ぐ
8
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桜園
戸をあけばほのかに梅の香りして見るにあまたの蕾膨らむ
28
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桜園
冬枯れの庭に灯りを灯すごと寒椿さく紅一点に
27
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光源氏
野辺の道春はまだかと子守唄虚ろにひびく鐘のこゑごゑ
10
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光源氏
暮れてなほ雪を見やるる奥美濃のかた山影にゆらく灯し火
18
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ふきのとう
甘えきてわが膝にのる五歳児の重みに耐えて髪をなでやる
17
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光源氏
ながむればあだの月影冴え渡りいとど昔の春ぞ戀しき
18
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恣翁
一片の雪舞へるごと 天高く 白鷹四方を睥睨しけり
23
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文麿
朝まだき胸に登りて甘え來る猫の重さよ君ならなくに
15
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桜園
すみわたる正月三日の庭の梅花芽あまたにはつ春祝ふ
24
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夕 牛
少しずつ隙間を埋めてこの夜から並んで輝く星座になれる
5
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夕 牛
駄作など一つもないと言い切れる すべての詩片があなたの欠片
4
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樟
三十一文字ノートに刻む言葉なく失なったものただ見つめている
1
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夕 牛
この歌を密かに胸に携えて 君と逢いたいあかつきの道
12
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オリオン
青春の眞つ只中を行く君は 青春なんてことは知らない
10
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桜園
年の瀬の朝市人で賑わいて正月くるとやっと思へり
18
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光源氏
忘れじの君がかたみの月を見て涙の絶えぬ須磨のゆふぐれ
11
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まぽりん
あまたなる命を糧に万代を継ぎてぞ人は生きながらふる
34
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光源氏
人知れず明石の浦に身を寄せば幽かに見ゆる沖の漁り火
13
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