恣翁のお気に入りの歌一覧
希
理科室で色褪せていく地球儀の傾きに添うふたりの地軸
13
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五穀米
永遠を信じて若き日々に見し白鳥確かに飛んで歌いぬ
5
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光源氏
みまかりを深きしじまで聞きしをり我がうらぶれをいかにとかせん
10
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ふきのとう
西の空赤く染まりてくっきりと灰色の雲いま隠れゆく
10
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夏恋
良い顔をし過ぎる癖のある母の詰めのところで翻るのも癖
4
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夏恋
虐待を受けたわけではないけれどうまく行かない母とわたくし
3
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七霞
故郷の蜜柑を送る冬枯れの彼の人の部屋やさしく灯せ
11
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あぐね
君のため艶やかな赤素敵でしょ?唇じゃなく嘘に塗ったの
5
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たんぽぽすずめ。
キラキラと山肌揺れて宝石の内包物のような僕たち
11
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芳立
夕顔のあはれをいつも趣があると訳した国語教師め
10
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詠み人知らず
お節介やめると決めてやり直し それでも気になる友の苦労が
8
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詠み人知らず
霜降や床の敷物寝屋の布楚々と整う糟糠の妻
10
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桜園
ひび割れし道にもけなげに咲きてゐるつるにちそばの花の桃色
16
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ゆうくん
あの時の 夢の高さに 会うために 一人登れり 紅葉降る道
8
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市川ありさ
少しずつ距離を置くとかやめてよね明日から他人その方がいい
6
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みやこうまし
一人して静かに本を読む夜半に尋ねくるのは蚊の二三匹
8
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とうへんぼく
水邊より姿を隱し秋津島堀の堤に枇杷芽吹きたる
2
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たんぽぽすずめ。
オフ準備する親指はお気に入りされて歌人へ返せる拍手
7
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詠み人知らず
よく晴れた秋空の下折れた傘抱えてゆく子よどうしたんだい
5
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夏恋
嫌いなのうちの人たち本当に見栄っぱりの大ほら吹きで
2
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