詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
西村 由佳里
母の日の少し早めのお祝いは虹よりきれいな色の鉛筆
11
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滝川昌之
「まずビール」そんな顔したアジサイが ごくごくごくと雨すいあげる
29
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ながさき
苦難こそ この人生の 宝なれ 何を嘆くや 山ホトトギス
30
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夢士
牛引て鋤で耕す農作業孫に見せたや田植えの季節
26
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コーヤ
新緑の木々萌え盛る山の路色ひときわに咲く躑躅みゆ
17
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藍子
薫風の皐月の空を眺めれば海の青より強きその蒼
16
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コーヤ
育ちたる 青き梅の実 香を放ち 頬染め熟す 五月雨のころ
26
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葱りんと
虫たちも 暖かな風 喜んで 「ご機嫌いかが」と 家の中まで
17
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へし切
春過ぎて山の緑はうすくこき今日よりかへる夏衣かな
33
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ヒラヤノリコ
会いたくて会わない距離に身を置いて一人輝く深夜の電球
5
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石川順一
百均に記憶ソフトは無いと言ふしからば真夏の記憶が返る
13
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詠み人知らず
後ろ手に 孤独で研いだ刃持つ そんな汝だから守りたくなる
21
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野々花
まだ山へ帰れぬ里の鶯にのど飴ひとつ分けてあげたい
21
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コタロー
大空へ紙飛行機よ飛んでゆけ失速せずに光の中へ
9
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まあさ
何もかも 黄砂かぶって ザラザラの 街をゆっくり 洗い流す雨
26
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野々花
早朝の玄関先に声弾み玉葱下げた翁が笑う
23
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新座の迷い人
田植え済み 風景思い 青々と 幼き頃が 脳裏を走る
19
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松本直哉
木登れど下りられぬ子を抱きとめて肩車してかへる夕暮れ
18
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千映
朝食の前にご機嫌伺いす樹木医気取りの吾の愉しみ
13
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inosann
物事は等閑くらいが丁度良く根を詰めるも詮無いことよ
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