コタローのお気に入りの歌一覧
横井 信
涼しげな鎮守の森へ傷ついた蝶はゆっくり流されていく
10
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横井 信
水無月のにわか雨にもゆったりと足をくすぐる柔らかな草
13
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横井 信
路地裏にひっそり咲いた紫陽花は風を見つめてじっと濡れてる
16
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洩矢転石
王様ははだかじゃないかと言えぬままぼくは大人になってしまった
8
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洩矢転石
紫陽花を一緒に見ていたぼくたちは言葉に頼り過ぎてしまった
5
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洩矢転石
悲しみと孤独と苦悩と諦めと。ぼくには何も、何も出来ない
6
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トオルちゃん
眠れない僕の数えた寝返りを君は知らない知らなくていい
3
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トオルちゃん
彼が昔好きだと言ったアブサンを抱えて立ってた私の両膝
4
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トオルちゃん
逆光に盗み見ていた近眼の彼が癖毛を厭う仕草を
4
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トオルちゃん
クーラーの風が嫌いとこぼしてたあの脊椎を今日も数える
1
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松本直哉
にくしみがにくしみを生む世をさけて肉じやがをにるなつのゆふぐれ
5
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松本直哉
ひたすらに花におぼれてみつを吸ふ蝶となりゐし思ひ寝のゆめ
6
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松本直哉
ここではないどこかへとんでゆくためのしろいつばさがあればいいのに
3
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松本直哉
おのおのがしろく小さき十字架を負ひつつ咲けりどくだみの花
6
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横井 信
目覚めれば雨の香りの残る朝さっぱり切った髪に吹く風
15
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び わ
畑にて家内盛んに野菜摘み息子夫婦に愛の贈り物
5
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夕夏
ぐらすにここいんだいよりうちいでておちるぐらすにちゃりんでうける
1
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夕夏
のやきあとあさのくうきにしみこんだのこりがまといひもとかくにん
4
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夕夏
もうそうもほていはっちくおわってつぎはうごのたけのこまつまだけ
2
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夕夏
いつどこでだれがなにしたなぜなのかそれがどうしたわれはかんせず
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