紫苑のお気に入りの歌一覧
リンダ
病院で初めて母の髪洗い下着を替えて 胸がざわざわ
12
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みなま
厨にてフライパン振る後ろ背に何故にあなたがと問いし今朝の夢
14
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へし切
はや四年 いまだ四年の それぞれに 震災跡を辿る哀しさ
26
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松本直哉
しろがねのさやかにひかるフルートの調べもたへに身にぞしむなる
3
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悠々
寒風にさらされし月 なほ圓く・月紅 母を戀ひしと鳴く鴉かな・悠
18
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松本直哉
スカートをふろしきにしてさくら貝ひろふをとめのくるぶし白き
5
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詠み人知らず
赤ちゃんを胸に抱いた女子会はワインボトルが何本も立ち
7
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みなま
翻る燕尾を追って仰ぎ見る我らに春の雪は降りつつ
14
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只野ハル
菜の花が雪混じりの風に揺れる足早に過ぎつつ目に留まる
12
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悠々
梅東風よ東日本大震災へ 吹きかよひてや千年のちも
19
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もなca
凍てついた土をゆっくり押し上げてひかりの方へ新芽は伸びる
22
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卯月
ひび割れた鏡に映る目の奥でひび割れていくわたしの笑顔
5
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松本直哉
むらすずめしばなくなかにうぐひすのためらひがちのこゑまじりたる
3
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悠々
しあわせもふしあわせもなき日々過ぐも 老には何も無きが幸せ
19
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詠み人知らず
順番に死ぬんだからと母のいう 痩せて歪んで動かぬ指で
16
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悠々
膝抱ゐてビヴァルディ聽く春愁ひ 窓を開ければ潮騷の音も
21
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悠々
しやぼん玉吹けども吹けどもふくらまづ 春まだ遠き空のにびいろ
28
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松本直哉
煮えかげんたしかめんとてひよこまめひとつぶふふむはるの宵かな
6
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へし切
春三月そぼ降る雨の雛まつり名残を雛の面にとどめて
17
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みなま
大仰な雛壇なれば男手の無き家となり雛飾られず
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