詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
冷房は入らず寝る夜の肌掛けに羽毛の衾のほどよき温み
9
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滝川昌之
リスニングテストのような黙食で咀嚼と食器の音を聞き分け
13
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へし切
此や此の生くも死ぬるも別れ路の命の綱なる細き蜘蛛の糸
15
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うすべに
うなだれた萩のむらさき滲ませて 虫の音かくす秋雨の音
12
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桃山
湖に薄く霧立つ秋の朝窓より風の澄みわたり入る
9
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千映2
吹く汗を拭う傍から秋めいた風が流れて一息をつく
11
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柊+
山野辺を通り過ぎたか小夜しぐれ 雲母を抱いた萩のひとむら
16
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ながさき
五輪には 開催都市と 見栄を張り 自国の民に 犠牲を強いて
14
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河のほとり
誰か知る命はかなき虫の音にまぎれても泣く人の思ひを
13
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きくゑ
噛みちぎるバケットのはし温かく雨もあがりて今朝の幸運
10
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へし切
常ならぬ世にしあればと何惜しむ咲いて零るる秋萩のはな
17
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茂作
古き日は都と呼ばれ青丹よし奈良に角ある托鉢の僧
13
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白瀬
上手くない 分かっちゃいるけどちょっと好き いつか作ろう手製の歌集
6
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滝川昌之
まだ高いサンマあきらめカボスだけ秋のしるしと酒に搾れば
14
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武蔵野
少しづつ 荷物を片し 掃除する 日々清掃 気付かされるよ
7
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灰色猫
放課後の光が描いたデッサンに静かな君の微笑みがある
13
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茂作
涼風が追ひ越してゆく秋の畑仕舞ひの茄子は紺を深める
36
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恣翁
雨垂れのやうな響きの沁むるかな エリック・サティの沈鬱の酔ひ
13
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きくゑ
愛らしき白黒揺れる藪みょうが愛でる庭先夏の終わりに
12
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恣翁
煮出したる麦茶沸きしを 火に掛くる薬缶の蓋ぞ そっと切りける
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