詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
クレープは生クリームだけ逆走の少女のあげる金切り声かな
11
もっと見る
みやこうまし
山茶花は寒空のもと次々と花を咲かせて冬を支える
10
もっと見る
つちだゆういち
赤き月 君の国より先に見ゆ 其の隔たりを恋しく想ふ
15
もっと見る
び わ
ぬかみそに傷をがまんし手を入れる家内の心噛みしめ食す
6
もっと見る
秋日好
神木の孤独に触れて少年は少年のまま森を駆けゆく
15
もっと見る
詠み人知らず
混沌のコンソメスープが煮立ってく灰汁もうまみも黄金にまぜて
12
もっと見る
詠み人知らず
宝石を一口入れて 冬の陽の中にたたずむ 赤マフラーのきみ
3
もっと見る
詠み人知らず
待合いの朝日に混じる 老人の眠気と共に 吐き出す欠伸
7
もっと見る
千映
手の甲に刺された注射赤き血を吸い取る怖さ弱虫になる
13
もっと見る
灰色猫
純粋なひかりのままで生きてゆくあらゆる鏡を粉々にして
20
もっと見る
灰色猫
鏡だねお互い想いを反射して光の世界も超えてしまって
13
もっと見る
灰色猫
この海が鏡であるなら月光に浮かべる言葉はあっただろうか
19
もっと見る
灰色猫
鏡面の泉の底へ沈みゆく私の言葉は雨のようです
19
もっと見る
横井 信
青い空 たおやかに雲 流れてく 風と戦う 人を見下ろし
11
もっと見る
千映
障子紙巻紙代わり筆文字で黄泉の国いるあなたに手紙を
10
もっと見る
林林
明日への支度体が動かずに頭の中だけ煮えたぎっている
19
もっと見る
水月
古都の雨しとりと袖を濡らし待つ久しき夢に我が身染めゆく
12
もっと見る
詠み人知らず
偉そうなこといっちゃってごめんねと足組みかえつつ紫煙がわらう
10
もっと見る
コタロー
翡翆が池に佇む朝の景良き事起こる今日の占ひ
5
もっと見る
コタロー
水仙の陰に陽光差し込めば再び咲きぬ水仙の歌
10
もっと見る
[1]
<<
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
>>
[28]