白亜のお気に入りの歌一覧
環
黄昏の稲穂にともる黄金は青い私の眼を灼くばかり
8
もっと見る
粕春大君
道の端の蓼の葉うへにおく露の白きを花のほころぶと見ゆ
30
もっと見る
三沢左右
新月の夜に星ひとつ 名を問はれ新月の夜の星と答へき
11
もっと見る
三沢左右
算数の時間に足した数すべて吹いて散らせよ金管楽器
6
もっと見る
三沢左右
フルーツの小箱かたむく瞬間に重み右手より左手に移る
7
もっと見る
みやこうまし
御所苑のベンチを渡り歌詠めばそよ風の来て手帳覗けり
17
もっと見る
河のほとり
昔おもふ月の光の曇れればただ虫の音のしげき闇かな
12
もっと見る
芳立
いかにたれひとりに物を思はせむ昼夜知らずこほろぎの鳴く
11
もっと見る
桜園
畦の草燃やす煙は白じろと棚引き黄金の田をおおひゆく
27
もっと見る
聴雨
たゆたひて待ち渡る夜に漫ろはし玉梓に添ふ恋花ひとひら
10
もっと見る
浅草大将
千曲川あし辺あき風音をいたみこれやこころをさくの草笛
13
もっと見る
芳立
あさぎぬのきそに咲きにし山吹のおぼえてあまる海ぞまばゆき
10
もっと見る
浅草大将
宿にさへ一夜を濡れてあさきぬの木曽が寝覚の床のさみだれ
9
もっと見る
粕春大君
夕まぐれ谷を渡るはあさきぬの木曽路を返す馬子のひき歌
17
もっと見る
桜園
稻藁の匂ひ漂ふ田んぼ道辺りの稲の徐々に刈り終ふ
19
もっと見る
浅草大将
くしろつく答志の島に月いでて浪間ただよふ小舟ほの見ゆ
11
もっと見る
falcon
手のひらにこぼるるルビー遠き日の傷みを照らし秋の陽の没つ
10
もっと見る
粕春大君
秋萩の葉うへの露に吹きそふる風に今宵をまつ虫のこゑ
19
もっと見る
粕春大君
むら雲の過ぎにし今朝の村里はこころ涼しき秋の初風
19
もっと見る
光源氏
言ひ尽くすべきもあらねど蜻蛉のあはれを誘ふ音を聞きてをり
6
もっと見る
[1]
<<
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
>>
[150]