みやこうましのお気に入りの歌一覧
へし切
慰霊碑に刻む祈りの悲しみを僕らは永久に忘れてはならぬ
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灰色猫
幾万の呻きし声が息絶えて嘲る如く黒き驟雨は
26
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滝川昌之
降り出した雨に駅まで傘を持ち君を待つのは幸せなこと
27
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灰色猫
古に契った恋の約束は幾千年の輪廻の果てに
14
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へし切
涼やかに過ごすひと日を有難み要らぬエアコン真夏の不思議
19
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灰色猫
白色も心の黒も詠みたくてボーダーラインの灰色猫に
18
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林林
「行ッテコイ。帰ル頃ニハ味滲ミル。」煮物の鍋に背中を押され
32
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滝川昌之
イヤホンをはずして蝉の歌を聴けハナビ撮らずに胸にしずめろ
23
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へし切
蛍火の光く夜はいとほしく去りにし人の命と灯る
28
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灰色猫
一夜のみ私と君を出会わせる夏めく花は夜空にひらき
16
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灰色猫
言の葉をひとつ握って眠り入る夢物語が始まりますよう
22
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へし切
好きなのに心は何故か半開き「好き」とひとこと素直に言へず
22
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へし切
年ごとに夏の暑さは厳しくて老い身につらき寝ねがての夜は
31
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藍子
炎天下注ぐ陽射しに負けそうな傘に隠れた僅かな日陰
19
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コーヤ
青空や山々映すみずかがみ鯉の泳ぎでゆがみ縮れて
22
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コーヤ
する墨に筆を浸せば匂いたる墨の香りが心沈めて
24
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詠み人知らず
空梅雨に萎れし紫陽花ヨサコイの鳴子にはずむ黒羽城址
26
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へし切
身の上に非のあることを知らずんば況してやほかの謗りも知らず
26
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コーヤ
土手飾るシロツメグサを眺むれば編んで遊んだ昔が浮かぶ
16
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へし切
今の世にあらまほしきは日の本の民の思ひをすくふ受け皿
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