あそびくものお気に入りの歌一覧
横雲
明易き夏の夜をさへあかしかねふる雨の音にみだれみだれし
5
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恣翁
木の間より 降れる光の 描きたる 虹仄見ゆる 垂水の飛沫
17
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栞(しおり)
上向けば泣かずに済むとか嘘ばかり 耳の奥だけ溺れたようだ
4
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夢想家
乗り遅れ徒労の走り空しくも汗の噴出す駅の構内
4
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粕春大君
うちしめり水づく小庭をながめへて明くるあしたの霽れぞうれしき
23
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半格斎
見上げても空の蒼さは消えうせて群雲ながる梅雨の入りたて
12
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水島寒月
言ひ訳に非ずと言ひてうにやうにやと言ひ訳めいたこと言ひてをり
1
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在原紀之
夕焼けが都会のビルに紅を射す車窓を詠みて君へ届けたい
10
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光源氏
子を載せて馬車は野を行く山を行くやさしき風が眠りを誘ふ
13
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氷魚
凪ぐことの少ないこころを波縫いは細かい針目で記録していく
4
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じゃこ
右に出る者は認めぬ左なら薬指など空いております
17
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只野ハル
首傾げ壁にもたれる自転車は走り続ける夢をみている
6
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きりあ
儚げなガラスの色は薄緑手を繋いだままラムネを飲む
6
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falcon
五月雨に野辺の笹百合つれづれと色のあはきをながめつるかな
8
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はな
一瞬を鮮やかに奪われてからあなた以外の夏が来ないの
10
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葵の助
ケータイは緊急用と割りきれよ繋がりたいから苦しくなるんだ
2
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ふきのとう
朝ぼらけ電車の音の聞こえくる旅情あふるる山あいの宿
6
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恣翁
閑居して 旧りゆく吾の 戯れ歌に 五千の拍手 ありがたきかな
24
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狭霧
変わらざるものとて無きを美しきよひらの色の移ろいに見る
8
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たつかわ梨凰
この花に堕つると決めて蒼き葉に交わらず浮く梅雨の一粒
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