あそびくものお気に入りの歌一覧
朔
想いなら耳を寄せても囁かず 暴かれるのを待つ真珠貝
13
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聴雨
哀しみの色を浮かべて月淡くただ一言を待ちぬるゆふべ
10
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詠み人知らず
君からの 告白以来 間違った 方位を示す 心の磁石
10
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緑里
「おはよう」のメールじゃなくてサボテンに水を数滴あげる毎日
13
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在原紀之
色褪せた財布に眠るレシートを起こせば蘇生す鮮やかな記憶
8
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横雲
夏の宵ほのかに香る誰袖や打ち臥すほどに面影ぞ立つ
7
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浅草大将
砂糖きび輝やく風に葉を並めて目にもあまみのおほ島の夏
22
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ヨクサル
窓枠を溢れ出そうな空の青風を絵筆に雲を散らして
6
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染季
なき君の代わりに我が咲くからと薔薇の香まとい霞む花の背
7
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高島津 諦
ひとつだけ昔と違うことがある忘れることを怖いと思う
4
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ほたる
準備なくサンダルはけばつま先に桜貝咲く爪欲しき夏
16
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詠み人知らず
声を上げ 泣き伝えたい 赤子のよにそこが世界の点でなくても
2
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詠み人知らず
月よりやほかに訪なふものあらむ影もなみだに儚かりけり
10
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麦仙人
夜の蛾の叩けど叩くガラス窓人のあらばは移ろいけるを
6
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島祝
思ひかねわかのうらにも立つ波のよすかに袖も濡らしつるかな
22
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まるたまる
呼び方が苗字から名に変わった日三年越しの夏至の日でした
21
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詠み人知らず
幾つもの眠れぬ夜にしたためた長い手紙を燃やしてしまう
4
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芳立
日ざかりに風が吹くなりひとつだにうなりをあげもせぬ室外機
8
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栞(しおり)
目の奥に録画機能が欲しいっていつでも思う寝息の隣
5
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葵の助
「教えて?」とグラスの縁にキスすればカルピスソーダがぴちぴち撥ねる
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