聴雨のお気に入りの歌一覧
矢車菊
昼の月は菜の花いろの夢の中まだ来ぬひとを待ちいるやうに
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矢車菊
誰がために歌うのだらう うたびとは皆みづからが一行の詩
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芳立
ぬばたまの夢は迷ひとおぼえつつ現も見えぬ雨の春分け
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へし切
吾が宿の君なきあとの梅の花にほふ春べはわびしかりけり
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浅草大将
いそのこと消して闇夜を辿らまし愁ひばかりの春の御あかし
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浅草大将
うつし世に人のかがみと立つ君よ磨く月日はやよも忘るな
9
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萱斎院
風の音にふとめざむれば梅が香の 思ふかたよりただよひ来つる
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び わ
結婚し五十参年山坂の花一輪も妻の支えで
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び わ
妻がいう「気弱な亭主お茶くれと言えずにそっとゆのみさしだし」
9
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び わ
無事介護すませてほっと椅子にかけふわりとゆれるカーテンみつめ
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び わ
時雨ふるもみじばちじむとしのくれただゆく人のあしのせわしさ
9
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び わ
介護終えお茶を一服陽だまりでギターとりだし芭蕉布を弾く
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び わ
「無と空」といえど彷徨い止まらずに人の心の定まらなきこと
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び わ
介護されすいませんとの言葉ありいずれ我が身もたどる道かも
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び わ
こなしてく普通の事を気負わずに何もなければそれが幸せ
8
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び わ
花よさけ人の命のはかなきをせめてその道飾りてあれよ
8
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び わ
それは何故大小とわず世のなかの総ての物は釈迦の手のうえ
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び わ
美しく青きドナウが奏でられ人の矛盾がメロディーにのり
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び わ
言葉とは一度出たなら風にまいよきもあしきもついてまわりぬ
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び わ
うっすらと窓から夕陽覗ききて良き日だったか尋ねきており
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