詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
斯くばかり自宅にひとり見放され捨てる命は悲しかりけり
14
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横井 信
草むらに黄色い蝶は迷い込むやさしい雨の降る秋の朝
15
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茂作
鞍馬寺ケーブルカーを横に見て 清少納言の九十九折行く
15
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茂作
待ちわびる宣言解除の知らせなく まだまだ續くGoogleの旅
16
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恣翁
ドビュッシーのアラベスクこそ 木漏れ日の煌めきに似て 葉陰に揺るれ
9
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きくゑ
つやつやのシャインマスカットが届き救いもたらす発熱の夜
8
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へし切
藪陰にあるかなきがに隠れつつ水引草はくれなゐの花
19
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武蔵野
学び場の チャイムの音なり 癒やされる 小学校の側に 引っ越して来た
4
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武蔵野
コの時代 ただ生きている それだけで 自然じゃないと 気がつかされる
6
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滝川昌之
刺すほどの力も失くて近寄れば叩くことなく払う秋の蚊
12
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恣翁
ヴェランダの軒をし越えて 屋根の上に伸びぬる影ぞ 秋を告げける
12
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茂作
泣き笑ひ六の手を持つ鬼神は吾を捕らまへ金縛りする
12
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横井 信
稲穂から首を出してる白鷺のじっと見つめる夏の残像
14
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柊+
月を待つ結ぶくちびる小夜更けて 露けしの袖 振る影もなく
12
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滝川昌之
どの秋に妻は停まるやデパ地下の実りの山に本命はなし
15
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横井 信
疲れ目でじっと見ているパソコンのしずかに消える小さな画面
12
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茂作
今はとて訪ふ人も無し島庄の土に埋もる蘇我の夢跡
15
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横井 信
色褪せた夏の帽子はベランダでやさしく踊る旅の思い出
16
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茂作
白珠を詠ふ僧居て元興寺屋根の瓦は令和に知られ
7
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きくゑ
対話するキバナコスモス青柿と秋がゆっくりオレンジ羽織る
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