詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
名の知らぬ色鳥庭にあさなさな木の枝かげに聲の愛らし
16
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うすべに
山寺の白萩ゆらすあきの風 夏のおもかげ夢路にまよう
12
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へし切
吹きまよふ野風に揺れる秋萩の咲き散る野辺に月は澄みけり
14
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横井 信
僕なりの歩みは遅く颯爽と追い越してゆく軽い足音
16
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夢士
手塩かけここまで仕上げしものなれど世上の風にさらされ朽ちる
12
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吉野 鮎
少年の笑へば白き齒の美し球兒の夏は肌に名殘りて
15
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詠み人知らず
零れ咲く萩に魅せらる蝶たちの深みゆく秋を亂舞してをり
18
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滝川昌之
食い縛る日々多かりき五十代 耐えきた奥歯 傷む齢よ
16
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横井 信
何気ない会話ひとつのきらめきで青葉の陰に色づく果実
13
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へし切
ひがん花咲いて愛しや奥つ城に君を恋ふれば哀しかりけり
16
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夢士
ぴいひゃらり遠くの杜の秋祭り窓辺に在りて虫の音数ふ
12
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KEN
ぬばたまの 秋の夜更けに ただ一羽 十字に灯り 白鳥の行く
14
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恣翁
幽篁に籠もれる 秋の夕靄は 野宮神社を 深く鎖せり
14
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うすべに
明けはてて飛ぶ鳥の声 西空に 傾く月の白い悲しみ
8
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うすべに
ふいに吹く夜風に揺れる葉桜の 音におどろく蝉のひとこえ
11
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へし切
夜も更けてひとり静かに湯浴みするこころひらけば秋の虫の音
12
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横井 信
星を消す街の灯りに照らされて夜空に浮かぶ雲を見上げる
12
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KEN
珪石の かけらのやうに 輝きて 小鳥は眠る 嵐止む朝
13
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うすべに
鬼は去れ 山の端ひかる透明な 月がながめた夜明けはいくつ
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灰色猫
水槽のお魚みたい雨音に包まれている夏の図書館
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