行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
恣翁
抽斗に置き捨てられし 書き付けの 旧りし句案を 読み返しけり
22
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恣翁
古ペルシアのチグリを 由来としたれども タイガー 箭まで疾走すまじ
13
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恣翁
海面の反射か 壁と天井に 波紋の影の 絶え間なく揺る
13
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灰色猫
この夜も心象たちと旅をする瞳を閉じれば広がる世界
17
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灰色猫
惑星の砂のひとつに生まれたよこの素晴らしいハローワールド
20
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灰色猫
梔子の白き花咲く甘き庭やさしく香る夏の訪れ
23
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灰色猫
未来など知らないままの思春期の刃先のように震える心
17
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灰色猫
深海の魚のようにゆらゆらと愛を求めて歩く東京
22
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灰色猫
美しく青葉を濡らす五月雨を惜しみながらも海が恋しい
17
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灰色猫
涼やかな長良の川の鮎酒に酔いし今宵は天下の夢を
19
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へし切
梅雨に入り田植えも終えて畔道の片葉も白き半夏生かな
18
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コタロー
梅雨晴の池の岸邊は憩ひの場輕鴨と鵜仲良く休む
9
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コタロー
椋鳥が電線上に横竝び音譜となりてメロディー鳴らす
8
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コタロー
作業着に落ちる雨粒氣附かずに荷物を下ろす働く男
11
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ななかまど
朝の陽はうねりゆく丘なでながら十勝岳へとまとまり集う
5
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ななかまど
千枚の棚田に束の光り降る草刈る人の動くあぜ道
8
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横井 信
草むらを照すライトにやわらかくひかりを残し落ちる雨だれ
13
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横井 信
首筋をそっと撫でてくそよ風に耳をすませば遠き潮騒
10
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横井 信
垂れ込めた雲を見上げて七夕の青田にそっと汗が流れる
12
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横井 信
立ち止まる強い日差しに目の前の川の流れと初蝉の声
11
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