詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
角谷守
天才と云われた頃のたんぽぽと我の心は枯園をゆく
6
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角谷守
透明な瓶に透かした風景がもう届かない 出られないから
6
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藍子
草笛の音色を楽しむ頃の有り時代は変わり消え行く遊び
12
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石川順一
花期長き菊は秋から冬にかけ花瓶や庭で存在感増す
18
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へし切
消えそうな月も今宵に冴え返りふたりで見ている彼の世此の世で
24
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みなま
アイリスのさく雨のよる身を寄せたハルディンホテルに汽笛が届く
9
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みなま
夫という皮膜は破れすき間からひりだされ早5年となります
10
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ラベンダー
のど飴を 「これおいしい」と 喜んだ 祖父は程無く 意識不明に
19
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石川順一
ぐるぐると地球は回るぐるぐると回る我には天罰下る
10
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みなま
なんというやわらかさだろう宵の雨線香花火を湿気らすような
22
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みなま
大空に 野原の草に ふれるとき じぶんの中の 子どもにあえる
22
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角谷守
大喜利の短歌を抜けた飛行機がクルリクルクと止まって墜ちた
4
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角谷守
有名な歌人の朝のツイートがだんだん伸びて千切れた朝です
6
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短冊
平日はおにぎり食ってお茶飲んで半休とって海に出かけろ
8
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ななかまど
さらさらと光と風が洗いおり赤き紅葉は冬への栞
13
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灰色猫
とめどなくあふれつづける湧水の緑の如き水茎焼や
17
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灰色猫
誰ひとり抜刀できぬ大太刀をすらりと抜きたる若武者のあり
14
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詠み人知らず
気づきなば 背子見えずして色なくす 母の焦りぞ身に伝はりし
11
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詠み人知らず
夢の中 鎖外した首元は 軽く涼しく酷く不安定
10
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詠み人知らず
ひとりより ふたりの方が寂しくて 幸せだけど失くすの怖い
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