詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
黒板に消しても残る筆圧で伝えたかった学び舎の恋
19
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へし切
泡雪の消ぬべきものを吾が恋の君がこころに結びこめては
27
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滝川昌之
復唱の語尾跳ね上がるアルバイト マニュアルの笑みにアドリブはない
21
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リクシアナ
ノルベサの観覧車眠る冬の夜アナスイを着るちょいワル熟女
15
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滝川昌之
母は風邪 出前をとった夕飯は美味しかったり寂しかったり
25
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石川順一
児童館撮影行けば自転車の小学生の群れに出会えり
11
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吉野 鮎
梅二輪冷た夜の闇にほの浮きてかそけき白の香の馥郁をきく
20
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へし切
ねぇ ムーミン 君の生まれは何処なのと クイズ擬きを入試で問われ
22
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吉野 鮎
ため息を集めて夜明け鳥たちの睦む囀りひかりにまろぶ
15
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滝川昌之
定刻の通過電車の案内が今この街の無事を知らせる
27
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恣翁
消え残る吊り灯籠は 夢醒めて 風睡れるを 寒気立つなり
19
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石川順一
火焔菜小池文子と読んで行く野菜の俳句を数多読みけり
10
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へし切
しらしらと明かり障子に人もなく老いさびし香の蝋梅の花
27
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吉野 鮎
春きざす淡きひかりを掌に掬ふきみ遺しをく哀しみの雫
13
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石川順一
どんどの火空を焦がして燃え上がる七草がゆや独楽回しなど
21
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石川順一
好みたる蕪村の菜飯が気にかかる選句の忘れも思ひ出したり
14
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夢士
ミツマタの枝先に刺す団子焼くどんと焼きのひ孫連れ遊ぶ
16
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灰色猫
手作りのカレーを極めたあなたへとつづく行列できていますよ
16
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へし切
冴ゆる日の炬燵に入れば温もりに巡る思い出まどろみの中
23
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秋日好
ミステリィ・トリックひとつ書けそうな伝言板に残る筆跡
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