藍子のお気に入りの歌一覧
蔓葵
秋さればいとどおもひも深草に夜な夜なぞおく月のしらつゆ
13
もっと見る
蔓葵
思ひきや秋の嵯峨野の野を分けて名古曽の滝も今な来そとは
21
もっと見る
蔓葵
ながつきの夜半の寝覚めのさむしろに露おきそふる鈴虫の声
18
もっと見る
蔓葵
自からすむこともなし水鳥のなげきぞ浮かぶあはれいつまで
17
もっと見る
蔓葵
あさゆふに凪なる海のあるものを老ひの荒波たたぬ間ぞなき
19
もっと見る
萱斎院
絶ゆれどもなほ咲きぬるや野辺の花 かずならぬ身にしむあきの風
14
もっと見る
萱斎院
いかるがの花吹きかへせいにしへの きみが面影はこびくる風
12
もっと見る
萱斎院
穂にいづる思ひも知らずゆく風に なほ打ち靡く花すすきかな
14
もっと見る
萱斎院
ゆく色のあきのあはれぞさびしかる 枯れしいちしにたちかはる萩
10
もっと見る
もみじ☆彡
夕映えに 翼濡らして 海の原 帰る巣がある 鳥も私も
10
もっと見る
もみじ☆彡
風に揺れ 心も揺らす 薄紅は なほ嫋々と 舞う秋明菊
18
もっと見る
もみじ☆彡
冴え冴えと 濁世を照らす望月に 澱む心も濯がれようか
14
もっと見る
もみじ☆彡
寝る食べる ツンしてデレして遊んでる 役に立たぬが猫の愛しさ
17
もっと見る
雪柊
この手間が現代社会に必要と夫婦揃って栗を剥く夜
16
もっと見る
雪柊
大戦の番組減りし夏の夜吾子に添い寝し惨禍伝える
15
もっと見る
恣翁
格子戸の障子の破れに 囁ける風の音 やけに 耳に付きけり
21
もっと見る
恣翁
熟れし実を 鴉啄み 残しつる 上枝の柿の爛れたるかな
21
もっと見る
恣翁
指先に 嬲る乳嘴の尖れるを 確かめたくて 唇に啄む
15
もっと見る
恣翁
跪く君が背後ゆ 滴れる菊の露こそ 舌に掬はめ
13
もっと見る
恣翁
皺ばめる 寂びし額は 経りし日を刻みて 秋の陽こそ浴びけれ
22
もっと見る
[1]
<<
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
>>
[220]