大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
真夜に聴く心拍数が減るごとく弱くなりゆく秒針の音
20
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葱りんと
ママ他に あなたのお尻や ほっぺたも 柔らかいこと 実は知ってる
16
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石川順一
牡蠣を食べ大きなお椀の味噌汁を飲む昼餉かな言い間違いも
12
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灰色猫
生きてゆく貰った恩を大切にいつかだれかに託せるように
21
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灰色猫
太陽が神様だったと思い出すおねしょの布団がふかふかな夜
18
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石川順一
南下する急発進の車かな快晴の日の祭りの馬かな
13
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滝川昌之
さりげなく流行りのチェックを見せ隠し寒風ひらりとコートの裏地
21
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へし切
願いはね 愛しき君が傍にいること 唯ひとつ それだけなのに
18
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inosann
庭先に明けても暮れても水を撒く猫の糞した砂利を目掛けて
16
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へし切
思ひ侘び袖のしがらみせきあへぬ憂きに堪へぬは人にありけり
25
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石川順一
凍り付く御飯を解凍する時に一分ずつを二回温め
14
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石川順一
サバ缶で御飯を食べる昼餉かな味付け海苔とその他もろもろ
14
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林林
クリスマス悲しみと共にある人に灯りがともる日となるように
26
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inosann
スーパーで若いママさん子の名前を大声で叫ぶ何か呼ぶように
11
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吉野 鮎
俄かにや艷めく禿のくちびるのややに開けばのぞく舌先
20
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ラベンダー
温かい うどんにネギと 卵入れ 汁を飲み干す 晩秋の朝
24
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ラベンダー
空見上げ 陽の眩しさを 感じつつ 色染まる葉に 煌めきを見る
19
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林林
朝ご飯作る傍からお腹すくお野菜の皮かじりて凌ぐ
19
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林林
時は経ち花梨の季節となりましたはちみつに漬け喉のおくすり
24
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灰色猫
耳ふれるせせらぎの音にかき消され汝の言の葉の夢は覚めゆき
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