栞のお気に入りの歌一覧
桜井凛香
カランコロングラスの中を浮き沈みゆれる氷も溶けて八月
16
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あかる
もう二度と君は還らぬこの家に私は明日も帰るのだろう
9
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洩矢転石
あの頃はよかったなぁって思うけどぼくらは昨日にさえ戻れない
6
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桜井凛香
少しくらいフシアワセでもかまわない君のとなりにいられるのなら
8
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花音
病気して痩せた飼い猫眺めつつ生きてほしいと祈る毎日
8
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へし切
ままならぬ浮き世にあれば背を向けてひとり暮らせば淋しさつのる
25
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笑能子
まだ長き夏の行方を見ないふりさしあたっては氷をひとかけ
3
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詠み人知らず
ドアの横忘れ去られし傘がある 電車の窓の外は夕焼け
22
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すばる
お土産のアイス一つで咲くような笑顔に変わる夏の幼子
34
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ながさき
潮風に 吹かれながらの おにぎりは 優しい祖母の 面影浮かぶ
31
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くぼたむすぶ
そびえ立つ入道雲を分け行って夏の真ん中飛べよ白球
7
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おおしまゆきこ
家々の影を渡って進む午後 プール帰りのこどものように
8
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秋日好
睡蓮の葉上で蜂が相撲とるなわばりそれとも恋の駆け引き
9
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すばる
海岸で拾ったピンクの貝殻を並べて子等は店員ごっこ
19
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ゐわむら
先生という名のネクタイ脱ぎ捨てて男に戻るビールがうまい
7
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みやこうまし
わが影も陰に入れば消えうせて 動けどみえず色即是空
15
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只野ハル
人生は人が生きるの文字通り意味などなくて生きてればいい
9
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葉月きらら☆
儚さはしだれ柳のようでした大きく開き余韻残して
15
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すばる
力強い入道雲に背を押され少女の夏は走り始める
27
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由縁
夏の朝手の平ほどの朝顔が咲いたと母の声誇らしげ
7
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