藍子のお気に入りの歌一覧
万陽
雨の中 干物のように 垂れ下がる鯉のぼりに似た 気持ちの重さ
19
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恣翁
灰色の幹を撫づがに ドロノキは 柔き若葉を 風に戦がす
22
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コーヤ
散歩して 楽しみの場所 城の庭 鶯の鳴く 声聞けるから
17
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コーヤ
春風のそよぎに揺れる大手毬重さでしなう枝の強さよ
28
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詠み人知らず
愛などと呼ぶほど重くあらざれど 寂しき君の心に添はむ
18
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夢士
春風にのりて走りて野の小路紫雲英蒲公英菫咲くなか
13
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灰色猫
美しい名前の人と美しい名前の花に初夏の訪れ
17
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秋日好
目の奥と後ろ頭が痛む日は雨降る前に布団に入ろう
19
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千映
大のれん遠慮がちに揺れているプチ家具移動の様子感じて
9
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千映
「さぁ行くかな?」遺影の父が動き出すそんな青空 蕨待ってる
17
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千映
癒される花に感謝の言の葉を添えれば冴える色となりぬる
15
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まあさ
色褪せることない「二十歳の原点」の中で彼女は生き続けている
22
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inosann
ときおりの義母のトゲある言の葉を受け止める器なきを悲しむ
24
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ながさき
勝ち負けは 人の命の 常なれど 最後の勝ちをば 仏にぞ祈らん
25
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詠み人知らず
校庭を走る あなたを目で追って 呼吸を真似て 胸弾ませる
22
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ともゆき
気に入りのワイングラスに花挿して この二三日やむなく断酒
26
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ともゆき
言霊の神現れぬ今宵もか わが魂奪い歌を詠まする
16
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烏滑稽
人は何故 生まれ出会ひて 死に別れ 痛みに満ちて 世に憚りや
12
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恣翁
夜の胞は 昏く濁れる水底ゆ 甘酸き腐臭の泡放てり
15
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只野ハル
まだ咲かぬ北国の桜思いつつ葉桜の下自転車で行く
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