詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
明け方の湯たんぽくらいの温もりで文箱に眠る友の賀状よ
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へし切
みし秋の千種の色もひとつ色 霜の花咲く野辺の朝風
27
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ななかまど
白鳥の峰またぐさま真四角に切り取り淋し窓に置きたり
10
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コタロー
初日記何を書かうか迷ふけど虹の如くに七色になれ
8
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コタロー
あまり良き一年ではないけれどとにかく終はる終はつてしまふ
8
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コタロー
咲く椿散りたる椿あるけれど蕾もありて春を待つてる
7
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コタロー
暮れなづむ茜の空の向かうには何か待つてるきつと待つてる
11
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横井 信
初めての 映画は父に 連れられて 赤いマントの 空飛ぶヒーロー
9
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横井 信
雪を待ち 窓の外見る 西空に 雲間を照らす 月の輝き
13
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横井 信
書き留めた 今年の言葉 行き場なく 手帳の隅で 役目を終える
15
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夢士
冬枯れの野の原走りしゃかしゃかと子らは元気に霜柱踏む
16
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水月
せつなさを瞼の裏に滲ませて振り返る恋月夜のジャズ
10
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灰色猫
雪晴れがあまりに白く眩しくて大事な影を失くしましたね
19
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灰色猫
雪の夜にりんりんりんと鳴り渡るわたしの夏をくすぐる風鈴
20
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灰色猫
本心を映してしまうシネマですいまから僕を上映しますね
25
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灰色猫
失恋の儀式のようにジグソーの最後のピースを炎にくべる
22
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千映
母自慢していた娘に暴言を吐く母の顔鬼の形相
13
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詠み人知らず
寂しげな仮面の笑みを閉じ込めた卒業記念のアルバムの中
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詠み人知らず
外套の深きポッケで繋ぐ手ゆ 熱き血潮は胸に滾りぬ
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林林
ゆっくりと花梨のジャムが煮えてます。あなたのお話聴かせて下さい。
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