inosannのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
比例する洗濯ものと仕合わせの 数を並べた団地を抜けり
18
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鳰
はつなつの薔薇となりたし六月の君の鼻先かすめて薫る
2
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薫智
怖いんだ触れた瞬間境界を失うことをわかってるから
9
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詠み人知らず
髪を染めスーツでしゃがむ青年に あるはずもない肉と精神
8
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文麿
朝ぼらけかかる月さへ儚けれ翳らう道をいかで辿らむ
3
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詠み人知らず
忘れられ埃かぶった誕生日 そっと私は自分に詫びる
14
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文麿
うつせみの狩りの庵にかるこものこの目ふたぎて夢路たどらむ
4
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たんぽぽすずめ。
子の時に授かる愛は一生を堪える力や海より深し
11
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聴雨
空おもくあしもと濡るる憂鬱をぬぐふ朝のまろき紫陽花
9
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聴雨
夏時雨 白雨 青梅雨 虎が雨 名のあることを知らず降る雨
9
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聴雨
つばくらめ軒を仮寝の宿として羽繕ひてふたたび出でむ
20
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只野ハル
庭の梅嘴の痕残る実も捨てるに惜しく塩を塗しぬ
6
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聴雨
ぎこちなき気配のままにすれ違ふ下弦の月の懐く悲しみ
11
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紹益
このままで 終わる人生 空しいと 無謀な賭けに 出て自滅する
9
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文麿
レッスンは樂しからずやぎこちなき音を導きやがて響ける
10
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五穀米
うたかたは弾けそのあと紫陽花の静かに開くと芸術家言う
5
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あまおう
女子力の偏差値なんか高くても足りないんだな愛嬌だとか
28
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紹益
公平に 時の流れは 残酷で 傾城の君 見る影もなし
9
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みやこうまし
図書館に来るオバちゃんの美しき本を抱えて凛々しく歩く
9
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只野ハル
温泉に行きたいなって思ってる土曜曇天朝の家事中
2
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