inosannのお気に入りの歌一覧
麻倉ゆえ
カマキリの兄弟姉妹家族愛ごじゃごじゃ生まれ食い殺しあう
1
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芳立
六百字以内で君は潮騒の火を飛び越える意味を論ずる
2
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いちにのパッパ
ついさっき叱ったことも今ぎゅっとだっこするのも同じなんだよ
22
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夏恋
あの人とこの人と彼彼女らと何思い触れた人生交差点
6
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芳立
本なんてキンドルで読め図書室はより有意義に使ふべきだよ
3
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五穀米
主よ汝を愛してここに我が石を置きぬ小さき仕事為す部屋
3
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falcon
はがくれに春のかたみのいろそへて熟るる初夏の実おもかげにほふ
17
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詠み人知らず
ケータイとコンピューターとデジカメとそれにワタシも明日まで充電
7
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詠み人知らず
どうですか?「まあまあです」と応じつつ 胃の上あたり居座る悲観
14
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たんぽぽすずめ。
初めてのパンナコッタにお醤油を掛けた親父へ抱きしカオス
11
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みなま
うずくまり独り川面を眺めるは去年蛍を捕らえし罪か
12
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潮月繁樹
雨風も耐へて健氣にオジギソウむらさき凛と咲くや青空
3
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恣翁
葱刻む手の甲で汗拭へれば 匂ひ刺すがに眼に沁みにけり
22
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芳立
その客が神かどうかは商人が決める 現金掛け値なしだぜ
2
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桜園
去年の冬かれし蘭の鉢植えに新芽伸びたり命きらめく
16
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鳰
さわやかな風も夕にはそぞろなりあやしきものを連れてくるやも
4
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もなca
六月の風にそよめくみどり葉とたわむれるように舞う揚羽蝶
20
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詠み人知らず
幼児はいとおしむまま生い立ち育ち 止まってくれと願うことあり
13
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詠み人知らず
深海にしずめたままのいろくずがほのかに光る滿ち潮のとき
21
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紫草
前髪を揺らすがごとし生臭しゆらりゆらりと栗の花穂は
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