煩悩のお気に入りの歌一覧
石川順一
掃除されすっきりとした部屋に居る紙がたまれば請求書のよう
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へし切
月影に宵のむら雲冴えまさり独り寝る夜のこころ凍らせ
27
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滝川昌之
不自由と感じる日々の繁忙もいつか愛しく偲ぶだろうか
26
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横井 信
七色の ホログラムへと 刻み込む 僕らの軌跡 まぼろしのよう
11
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横井 信
問題を 解きほぐしては 進んでく ようやく見えた かすかな兆し
14
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ラベンダー
母親が 生きている夢 よく見るが 炉に入り骨に なったが事実
17
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石川順一
健在の菊はまだまだ二色咲く雨にしょげても再び顔上げ
10
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石川順一
カラオケでジンジャーエールを先ず飲めり次はレモンのファンタ飲むかな
11
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灰色猫
凍てついた梢の雪は刃の如く白く朝日を照り返しおり
22
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灰色猫
小雪舞う冷たき朝に赤らめたあなたの頬は誰を想うの
20
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灰色猫
迷い込む猫に怯えつ睡蓮の鉢のめだかは冬を迎えり
24
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灰色猫
乳白の象牙のペンで綴りゆく美しきとは狩られることと
19
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石川順一
鉄壁の縦書き指定は揺るぎ無し「現代詩」とは和歌の事かや
14
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石川順一
ユキノシタ蔓延る水路沿いを行く河津七滝見終えし後に
25
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日置鳩子
さらさらと改装されて高宮駅の靴磨き消え去っている
8
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日置鳩子
昨夕捨てられた子猫か自販機に人のくる度か細く鳴きいる
12
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石川順一
稲荷寿司中にはシソや鮭が入り遅めの昼餉お菓子も食べる
11
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石川順一
髭剃らぬ身分で聞こえる皿洗い氷をとる音行き帰りかな
11
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滝川昌之
冷えた手をストーブの上で暖めてまた洗い物 「勤労感謝」
21
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へし切
しがらみに流れもあへぬ憂き身かなままならぬ世よままならぬ意よ
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