紫苑のお気に入りの歌一覧
鞠花
嫁に来い初夏にまぎれて君は言ふ黒き瞳の潤んで見ゆる
7
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只野ハル
久々にジーンズを買い立ち読みに行くそれだけで嬉しく思う
19
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只野ハル
母だけの介護になれど疲労感抜けずなお増す背中が重い
15
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都詩
瘡蓋になりし手術の傷あとを伝い落ちゆく十日ぶりの湯
17
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都詩
右足の爪が自分で切れる日を思いて今日のリハビリこなす
24
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恵
夜桜の水面に映る桃色よたゆたう影に我を重ねん
18
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詠み人知らず
イヤリング片方落として引き返す花の麓にそれを見つける
10
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へし切
日の暮れてとぼとぼ歩む吾が身かな急ぐことなき老い先の道
19
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松本直哉
清明のひかりのまどにゑみてたつをとめごの手にレモンの一顆
5
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悠々
氷割るスコップ鉄色、陽に光り・葱りんと大地にそそぐ、汗と涙と・ 悠
20
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林林
寝汗かき布団蹴り剥ぎ冷えて咳春の夜の子は忙しきかな
20
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村上 喬
サヨナラの化石が出土した地層別れの起源はジュラ紀にあった
29
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只野ハル
白味噌の甘き雑煮のとろみ増す四日目の昼温めなおし
13
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潮月繁樹
小島浮く春の瀬戸内 鐘鳴りて 今日も静かに夕陽が沈む
15
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秋日好
万端に準備されてるキッチンで寝ちゃった夫のうどん受け継ぐ
14
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みなま
雨だねぇ花見に来てるみなさまの風邪召されぬよう猫と話しつ
10
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たんぽぽすずめ。
水の面を乱した日さへ抱き留めて櫂ひたこぎし永き旅なり
18
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falcon
うす紅の花ひとひらのにはたづみたえせぬ思ひのあはくたゆたふ
9
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悠々
病廊を過ぎにし背ナや花の雨・紫苑 ゐのちやさしく濡らしけるかも・悠
20
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只野ハル
杖を振り物に打ち付け夜を明かす父と揉み合い警察を呼ぶ
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