四季野 遊のお気に入りの歌一覧
浅草大将
時として夏の記憶は飛ぶ雲の空の青さえそこだけ白く
19
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佐々一竹
何もかも置き去りにして走りたい丑三つ時の首都高速を
11
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あまいりょう
ぬばたまの羽ひろげたる鵜よ何を護りてをりぬ夕の溝川
3
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佐々一竹
微睡めば数多の人が通り過ぐ裏切られたる数に等しく
12
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浅草大将
潮満てる常世の海に枕香のこがれ揺蕩ふ夢の浮舟
8
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あまいりょう
わたくしの右脳が愛する人のことを心臓側が密かに拒む
4
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佐々一竹
大暑嗚呼焦げつく夏に程遠く驟雨豪雨が街を抉りぬ
4
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浅草大将
東路に青雲高く仰ぎ見てなほ摘み止まじ道教へ草
10
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佐々一竹
清流とは呼べぬ小川に放たれた螢よ螢、淡き命よ
4
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佐々一竹
躊躇いの毎日だから行き先も出立の日もまだ決まらない
6
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粕春大君
山深みくらき夏草繁れども立てる小百合のみちしるべかな
16
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浅草大将
いき絶えて何はの想ひ懸け橋か長らへてこそ恋ひ渡るべし
11
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粕春大君
夜々小町通ひながらの人柱恋に埋もるる深草の陰
6
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粕春大君
川の瀬の清きながれに天照らす光に映えて翡翠散るなり
12
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浅草大将
陽炎の淡くゆらめく春ならで今を盛りと夏に燃え立つ
10
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粕春大君
花はただ蝶をし招き蝶もまた花を無心にただ訪ねけり
16
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浅草大将
陸奥のいはでしのぶの苦しくばいひ出の山を越にゆかまし
9
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浅草大将
楽しみはこれは橘曙覧の歌に由来とここで言ふ時
11
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詠み人知らず
幻覚を見つつうわごと言ふ母の傍らに置く白き歌帳
13
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東大寺
手の平に 小指を乗せて 握らせた 眠れる君は 私の天使
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