詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
tasuku
払えども尚繰り返し糸張りて居場所主張す蜘蛛の執念
10
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秋日好
好きな曲ばかり流れる夜半ひとり泣けとばかりの温もらぬ春
25
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松本直哉
蔓薔薇に腕をさされて春深くわが傷あとの星座のごとし
15
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大上
道の途にくどく煩ふ蚊柱も代を紡ぎて命を惜しまづ
11
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詠伝
愛、孤絶、そっぽを向いたカーブミラー 人が死ぬのに十分なもの
12
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詠み人知らず
いるはずのない電車内あなたの香跳ねる心臓パブロフの犬
16
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ガイトさん
昔見た子どものときの星空は輝いてたね今よりずっと
11
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リクシアナ
牧柵の巡りの脇の湿り地に凛と気高く咲く水芭蕉
18
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藍子
初めての娘の帰省が嬉しくて寝顔をじっと見ていた夜更け
18
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詠み人知らず
自己否定の連鎖は心を歪め切り我は心にハリネズミを飼ふ
11
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石川順一
訂正の日記の文字は輝きて森下さんの生活指導
14
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詠み人知らず
眼前にひろがる春の尾道の君の眺める海になりたい
9
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灰色猫
静寂に打ち捨てられて怯えてる目も合わせない猫と似てるね
23
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万陽
雨の中 干物のように 垂れ下がる鯉のぼりに似た 気持ちの重さ
19
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詠み人知らず
指輪から強固な縁で結びつつアジュガ見守る二人の幸を
8
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詠み人知らず
軽々と命掛けると言うなかれ 負荷に堪えうる ハンガーはない
30
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お菓子
一年と五ヶ月前にもういないねこが夢でも逝ってしまった
9
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士心
ひさかたの光のごとき文からの I miss you に心踊らん
7
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inosann
吾がうちの生きる力の尽きるまで今は売れない時は流るる
24
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九條千鶴
地に浮かぶ星をみるよなネモフィラの銀河の海を泳ぐ蝶々
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