詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
つばす
無機質なLEDの灯り消したくてコンセント抜いた一夜の闇
4
もっと見る
横井 信
休もうか 明日は雨だと気まぐれに窓の外から秋虫の声
13
もっと見る
詠み人知らず
アルバムに子の運動会の目じるしにと赤い靴下履かせてをりぬ
13
もっと見る
ななかまど
新しき名刺の増えることもなくめくれば過去の声のざわめく
9
もっと見る
うすべに
いにしえに心はこべば甍波 平城の明日香に萩のこぼれる
7
もっと見る
横井 信
早朝に彼岸花咲く堤防を駆け抜けてゆく からだが軽い
16
もっと見る
へし切
夕されば秋の野風にをみなへし揺れてこころを誰によすらむ
15
もっと見る
KEN
奧山の 樺の黄葉の 溶ける如 川面は黄金 落ち急ぐ陽に
16
もっと見る
聴雨
ほのにほふ金木犀の花どきを色なき風のふところに知る
14
もっと見る
ななかまど
次にくる季節むかえる散歩には大きく前へ振りて歩まむ
7
もっと見る
詠み人知らず
ぬか床に深く埋めこみ秋茄子 母が譲りの秘伝を駆使せり
13
もっと見る
滝川昌之
一面の芒、すすき、黄金の穂 仙石原に吾を沈めよ
21
もっと見る
横井 信
栄光も時の流れに朽ちてゆくどこかで軋む錆びた歯車
13
もっと見る
へし切
原発にやはりあったか裏金の会見あれど闇晴れやらず
10
もっと見る
うすべに
雨上がりうすむらさきの蝶におく 露を散らせて秋風のふく
10
もっと見る
KEN
シベリアの 大河の雫 散らしつつ 白鳥の影 デネブ掠めた
11
もっと見る
詠み人知らず
一日の過ぎ行く早さ秋の暮れ 山襞かげり明星またたく
15
もっと見る
灰色猫
光明の救いの如き中秋の月に照らされ病床にあり
16
もっと見る
滝川昌之
トライ後に距離と角度と風を読みコンバージョンを狙う孤独よ
14
もっと見る
滝川昌之
泣き声が持ち主でしょう小さき靴 歯科医受付まで届ききて
15
もっと見る
[1]
<<
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
>>
[34]