ひよこ豆のお気に入りの歌一覧
幸子
新聞と画集を行きつ戻りつし世界をこの手に握る土曜日
20
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秋日好
声楽のセンセは歌の唄えない子どもの気持ちが欠片も見えず
12
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石川順一
夜の雨朝には止みて鳩が鳴く土やヴェランダ乾き始める
15
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秋日好
不老不死よりも友垣戻るなら菊の苦みも甘露となろうに
13
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愚と楽
前を行くテールランプが無機質に ハハハハハハとカタカナで笑う
10
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愚と楽
タメライに動かぬ指にたまりかね 不安を映すスリープ画面
10
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夢士
夢に在り共に徹夜の除夜の鐘逝く君偲ぶ十六夜の月
15
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横井 信
穏やかに草木を照らす陽射し浴び旅に憧れ歩く夕暮れ
14
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千映
片想い君に煎茶を朝一番差し出す指に心が踊る
12
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へし切
秋暮れてうらさびしきは独り寝のわび住む宿の葛の裏風
26
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只野ハル
バッハ聞く陽だまりの部屋スプーンで一口ずつのお昼を母に
16
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萱斎院
いかるがの花吹きかへせいにしへの きみが面影はこびくる風
12
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千野鶴子
手折らずに名を覚えおけ野辺の花如何にその色美しくとも
11
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可不可
目つむって 擽ったいよな痛いよな 脱力系きみのデコピン
9
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西村 由佳里
連れだって駅へと向かうなんとなく傘が当たらぬ距離を保って
11
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滝川昌之
倒れたくなければ漕ぐしかないペダル日々の暮らしは車輪に同じ
31
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詠み人知らず
障子窓爪弾く三味の音江戸の粋神田育ちのあの町火消し
16
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秋日好
狩人の月と呼ばれる静けさは天に懸かった生死の境
15
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び わ
満月が東の空にしずしずと荒涼として心ふるえる
8
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KEN
いざよひは ひとよひとよに ひとみなく 思ひ解く人 月落つるまで
16
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