煩悩のお気に入りの歌一覧
へし切
この春もおなじ昔の花さくら君なきあとにいかで見るらむ
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灰色猫
空間系ロックバンドに癒されるわたしの夜が透明となる
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灰色猫
甘酸っぱい柑橘系の香水の瓶に封じた初めての恋
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灰色猫
太陽系第三惑星地球から聞こえてきます海の悲鳴が
15
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灰色猫
海底に沈んた都市の悲しみを思いつ傘をしばらく畳む
15
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灰色猫
美を求め孤高を求めたその鳥は七色光る鴉となりて
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滝川昌之
巣を護り鳶追い払う親ガラス捨て身覚悟は春疾風の如し
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灰色猫
夏空へのばした手のひら冷たくて瞬く星にも海があるんだ
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灰色猫
フォークよりずっと美味しいふわふわのお手々で食べるホワイトケーキ
14
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灰色猫
微笑みを授けてくれた母さんへあなたの子供で幸せですよ
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灰色猫
とめどなく美酒が湧き出す幻のお猪口にひとつ月を浮かべる
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灰色猫
美しい黒き桜も散り果ててやっとわたしに闇の訪れ
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滝川昌之
払わずに肩に留め置く一片の花と歩めば春は爛漫
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へし切
年ごとに腰の痛みに音を上げてこころも萎える老いの日々かな
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灰色猫
愛おしく握っていたのに指間から零れてしまうあなたの詩篇
16
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灰色猫
散ってゆく桜のように潔く失くした恋を卒業できずに
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灰色猫
新月の闇よりひらく妖しげなその美しき黒き桜よ
17
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灰色猫
春風の生地でふんわり包まれた仄かに香る桜あんぱん
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灰色猫
図書館で探していました愛された恩に感謝す贈る言葉を
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滝川昌之
朝掘りのタケノコくらいの灰汁ならばあえて落とすな新社会人
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