詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
かがやいて零れあふれて涙してきみの瞳は澄んだみずうみ
18
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灰色猫
木炭と光と影とパン消しとトルソーを追う白い指先
20
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詠み人知らず
張りつめて寡黙に動く黒服のアイコンタクトに匂へる秘の香
13
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詠み人知らず
おひさまを 間口いっぱい取りこめば 寝てない脳に 試練の波寄る
13
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詠み人知らず
紙揉めば硬きも柔らになりゆくに テイッシュばっかり使わんでいい!
7
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詠み人知らず
波際をふたり歩けど繋ぎ得ず 過ぐる日没とけしなかりて
14
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恣翁
咽を刺す夜気に 鋭く光りたる 二日ばかりの 幽かなる月
22
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コタロー
秋晴れの上野西郷隆盛像鳩が集まり餌を啄む
8
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みつ鷹
シミにシワ白髪も生えてるおばさんは微笑むのでも勇気がいるの
8
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みつ鷹
道ばたに赤い手袋落ちていて子ぎつねこんこんおおさむこさむ
7
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短冊
お前らが笑って飯を食っててもオレはひとりで激怒してやる
10
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みつ鷹
腕組みし右に左に首かしげ空を仰いで短歌入門
11
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澄舟
漆黒の椀に潜める真鯉二尾うろこは正しく線刻されぬ
10
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千草ななせ
優しさは光のようにあたたかく春のカーテン揺らめいている
9
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詠み人知らず
「これどうぞ」 白髪淑女の優しげな甘いお菓子を 午後の車窓で
6
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詠み人知らず
雪混じり 赤い鳥居の向こうから 冷たい風の吹き込む 暗闇
8
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和竹
ゆらゆらと水面の紋様映す壁疎らなスクリーン木陰のかたち
5
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詠み人知らず
冬の頃 真夏のうたを口ずさむ キミと一緒に コタツで蜜柑
7
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詠み人知らず
寒そうなスカートはいてる あの人へ 膝掛け渡す妄想をする
7
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角谷守
空いた手でポテトチップスの膨らみをパチリと潰し冬と出会わむ
6
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