詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
葱りんと
確実に 落ちてく機能 電子音 数値見つめて 視診おろそか
12
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葱りんと
大雪の 東京に明日 向かふれば 北国の彼も 戦々恐々
13
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吉野 鮎
ひと夜さを昏れぬひかりに身をそめて汝に熔けゆきぬ薔薇香らせて
15
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吉野 鮎
薄衣のゆるりすべりて汝の胸の波のうねりにたゆたふ白夜
20
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吉野 鮎
君臨するフリードリヒの夢の跡未完の城の地下水の音
12
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石川順一
充電のランプは消えぬ髭剃り機デジカメランプは消えて明白
13
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滝川昌之
雪掻きで重なる視線の温かさ見知らぬ同士もエール送れば
24
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林林
まっさらな雪に足跡つけるのは二人で一緒、いっせーのーせっ
16
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林林
ふんわりと枝に積もった雪たちを「きれいな雪」と子どもは掬う
16
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林林
道の雪溶けても少女の雪だるま残っているよ一緒にいるよ
17
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林林
しんしんと雪を眺める子どもたち濡れた手袋ストーブの上
22
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リクシアナ
一対の墓標並べし兄弟に時の散華かオーヴェルの雪
20
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コタロー
水鳥は魚捕らへて生きゆけど我は紅葉か水面ゆらゆら
8
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滝川昌之
僕たちは「村上春樹」に純愛を「重松清」に友を学んだ
18
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へし切
寒気下り山の猿もふるへたる身をすり寄せて耐ゆる冬の日
17
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石川順一
悲観して緋寒桜を見る訳じゃ無いが公費は難解の事
12
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恣翁
法衣脱ぎ 湯浴む比丘尼の 美しき頭 寒げに青々と見ゆ
19
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滝川昌之
探梅へ背を押すごとく穏やかな霜の降りない大寒の朝
21
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へし切
楯並めて稲佐の山の照る月に鶴の港は光をまとふ
16
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吉野 鮎
落ち椿二輪三輪雪の庭そこもとに艷ほのと妖かし
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