金木犀のお気に入りの歌一覧
石川順一
ウェーコの恐怖で焼かれる黒人を眺める人等に宿る真実
10
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大莫迦者
夜中過ぎ 暴れる父の 酔眼に何を問うても 闇に投げ石
4
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萱斎院
うき春をいくせ経ぬるやほととぎす たれを呼ぶらむ夜半の忍び音
11
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コーヤ
愛らしく 清楚に咲いた 沙羅の花 限りて散るも 白き微笑み
20
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コーヤ
限りある 時美しく 沙羅の花 笑ったままで 闇に散りゆき
14
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tasuku
風受けて翔び立ちそうなアネモネの届かぬ想い花瓶に生ける
10
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児島白汀
独り寝て夜半めざむれば月明く雲居に二羽の雁鳴き渡る
8
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新座の迷い人
妻帰宅 傍で飲む酒 嬉しくて 此の侭共に 暮らせれば嬉し
13
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詠み人知らず
曇天を 若葉のブラウス着た君が 振り向ゐて云ふ 急いで歸らう
12
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滝川昌之
レモネード グラスが光るテラス席 滴に汗に風すりぬける
21
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コタロー
風そよぐ五月の街をウオーキングぐんぐん拔かれ老婆に拔かれ
7
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tasuku
溢れ出す言葉にできない感情を人は涙と呼ぶのでしょうか
12
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ななかまど
山頭火現れそうな初夏の森わけ入っても青わけ入っても山
10
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矢島 聡
半円を 描いて飛ぶ つばくらめ 熱をはらんだ 夏連れてくる
8
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詠み人知らず
頑なに口開かぬ老人のピスタチオからは小言が漏れる
7
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石川順一
「ぬるく」押し水を付け足す三日間設定温度に振り回される
7
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中野美雄
日に透ける黄色きはなびらバラの花逝きにしひとの植ゑしこの花
10
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夢士
ギュウギュウと音のするほど詰め込みて都心へ向かふ通勤快速
17
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滝川昌之
大人しく頭撫でられ目を細め悦に入るのか木々たちに慈雨
25
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千映
石楠花の情熱真っ赤な花の傍深呼吸して血も踊ってる
12
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