詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
つちだゆういち
マスク女子素顔隠すは何故か?仮面の下に夢が溢れり
10
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滝川昌之
道草の昨夜野分に倒れても陽に向かい立つ意地の強さよ
29
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紫草
手を引いて散歩をせがむ幼子の歩みに合わす夕暮れ時を
15
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雪柊
大戦の番組減りし夏の夜吾子に添い寝し惨禍伝える
15
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深谷真雪
毎夜みる夢 闇に浮く唇がささやく 走れまだ走れると
9
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秋日好
下を見て綱渡りする現実を綱切ることしかしない他者たち
13
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恣翁
雨戸打つ 庭のヤツデの葉の音に 外の風雨の烈しさ思はゆ
21
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秋日好
フィクションの世界が実際可能だと君が言葉で吾が身に証明す
12
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KEN
風速振り横降る雨に亂れつつ濡れ行く人を見守るポプラ
16
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横井 信
流れ行く雲の速さに顔背け夏の終わりの濡れた白百合
17
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ひよこ豆
ガタガタと家を揺さぶる風の音 不安かき消す子からの電話
19
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へし切
悲しきは野分に抗う術もなく ただに鎮もることを 祈るのみ
21
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夢士
荒れ狂ふ野分の中で右左土手に咲く花強しコスモス
13
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幸子
己が影に怯えることのせむかたなし影の一つにあらざりければ
16
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幸子
新鮮であるほど固いアボカドやキウイはむしろ見切り品がいい
16
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幸子
一輪に何千という可能性育てつつあり初秋の向日葵
19
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滝川昌之
振り切れるタコメーターとなり土手で台風耐える華奢なコスモス
27
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灰色猫
父親が残した庭の棕櫚の木は威風堂々折れずに耐えた
29
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ななかまど
磐梯の山しずかなり雲つくる影ゆるやかに湖面なでゆく
11
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秋日好
美しく終えた恋愛小説に不埒な後編存在する件
13
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